【新生活】引越しで新しくガスコンロを設置するときの注意点
「一月往ぬる二月逃げる三月去る」といった言葉があるように、つい先日、新しい年を迎えたと思っていたら、気がつけばもう2月の後半に入っていました。2月は逃げるように、あっという間に3月が訪れます。
春は、卒業式や人事異動など別れのイメージがありますが、別れがあれば新しい出会いのある季節でもあります。
今回は、この春新しい生活を迎える方に向けて、お引っ越しをする際のガスの注意事項をお伝えします。
ガスの種類は、住んでいる地域によって異なる場合があります。
そのため、引越しで他の地域に行くと、それまで使用していたガス機器が使えないことがあります。
ガス機器には、適合するガスの種類を示したラベルが貼られていますので、引越しの際や新しくガス機器を買ったとき、または、知人からガス機器を譲り受けたときなどには、ガス機器がご自宅のガスの種類と合っているか、ご使用前に必ず確認をしてください。ガス機器とガスの種類が合っていないと、火災や、不完全燃焼による一酸化炭素中毒を起こすことがあり、大変危険です。ご自宅で利用できるガスの種類は、ガス事業者に確認をしてください。
ガスコンロを設置するときには、壁や可燃物などからの距離に注意しましょう。
接近させて設置すると、過熱による火災発生のおそれがあります。ガスコンロは、周囲の壁から15センチメートル以上離して設置をしてください。また、コンロのトッププレート面より上方で耐火構造でない壁(可燃物等)から100センチメートル以上離してください。
※上記の離隔距離が取れない場合は、防熱板を必ず取り付けてください。なお、天板が大きいコンロの場合など、機器により異なるものがあります。詳細は、機器に貼付されている「ガス機器防火性能評定品ラベル」に記載されています。ガス機器販売店へご相談ください。
新しくコンロを購入する際の注意点として、左右のバーナーの大きさに注意してください。
コンロを設置する場所の壁が右側にある場合には、左大バーナー仕様のコンロを、
壁が左側にある場合には、右大バーナー仕様のコンロをお買い求めください。
また、コンロを接続するホースもガス機器やお部屋のガス栓にあった適切なものを使ってください。
ガス機器やガス栓は、種類によって接続する口の形状やサイズが異なります。正しく接続をしないとガス漏れを起こし、火災や爆発などの原因になります。
ガス機器や接続具の取り扱い説明書をよく読んで、接続の形状やサイズに合ったもので接続をしてください。
街中では、「新生活応援」と名前の付くイベントやキャンペーンが目に留まります。
新しい学年。新しいクラス。新しい職場。
環境が変わるこの節目のタイミングに、身の回りのものを一新して、新しい生活を迎えてみてはいかがでしょうか。