【対処方法】シャワーのお湯が出なくなった時にすること

 

近年は暖冬と言われながらも、日に日に寒さが増している今日この頃ですが、体調など崩されていないでしょうか。

今回はガスの専門家が、シャワーのお湯が出なくなってしまった時に試してもらいたいことをお伝えします。

この記事を暖かい部屋で読んでいて、その経験したことが無い方には、想像し難い状況かもしれませんが、この冬の時期に限っては、生活の中で最も悲惨な出来事のひとつと言っても過言ではない事態です。

その情景を、頭の中で映像と音声で再生してみてください。

 

真冬の夜

 

ある真冬の夜。

家に帰宅し、冷えた体を暖めようと急いで脱衣所に向かい、着ていた服を洗濯かごに入れます。

浴室に入り、湯船に浸かる前にシャワーを浴びようと、蛇口を捻り、いつものようにシャワーがお湯に変わるまで手のひらで温度を確かめながら待ちます。

その間、当然裸の状態です。

しかし、いつまで待ってもシャワーがお湯に変わりません。シャワーからは冷たい水が流れ続けます。

 

浴室 シャワー

 

考えられる主な原因は、たったの2つです。

ひとつめの原因は、

①エネルギー供給に問題がある

ガスや電気が何らかの理由で遮断しています。

ふたつめの原因は、

②お湯を作る機械に問題がある

給湯器やリモコンの機械的な理由で動作しなくなっています。

ガス会社に17年勤めていて、こういったお問い合わせの原因は、大きく分けるとこの2つだけです。決して慌てることではありませんのでご安心ください。

⭐︎最初にすること

ひとまず、濡れた手や足をタオルで拭いて、服を着て、一旦心を落ちつかせましょう。

そして台所に行って、ガスコンロが点火するかどうかを確認してみてください。

シャワーが冷たくなった原因を確認することができます。

⭐︎コンロが点火しなかった場合

エネルギー供給に問題がある可能性が高いです。ガスの供給を確認するには、屋外にあるガスメーターの表示を見ると確認できます。

ガスメーターが止まる原因や復帰方法は、他の記事で紹介してますので、そちらもご覧になってみてください。

⭐︎コンロが点火する場合

お湯を作る機械に問題がある可能性が高いです。試してみる方法として、機械のリセット作業があります。

冬の寒い夜に、部屋着で外に出ることは過酷なお話ですが、作業はすぐに終わります。

ガス給湯器本体のコンセントを抜いて、30秒ほど待ち、再度コンセントを差し込むだけです。

屋外にある給湯器本体のコンセントは、家の中にあるコンセントとちがい、簡単に抜けおちないようにロックが掛かっております。

コンセントを抜くときは、頭の部分を左にひねってから下に引っ張ります。

コンセントを差し込むときは、頭の部分を右にひねってロックをかけてください。

 

給湯器本体のコンセント

 

給湯器本体のコンセント

 

この作業がリセット作業になります。

ただし、こちらの作業でお湯が出るようになる可能性は、残念ながらほんのわずかです。

使えたとしても一時的な応急処置で、またすぐにお湯にならなくなってしまうことがほとんどです。早めに販売店へご連絡をすることをお勧めします。

お湯が出なくなっても慌てることはありませんが、こういった状況の時に「どこに連絡しよう?」とお困りにならないように、

今のうちに、気軽に頼める業者さん、町医者ならぬ、町のかかりつけガス屋さんを見つけておくと良いかと思います。

※今回は、ガスコンロとガス給湯器をご利用になられている方を想定しての確認方法を、あくまで一例としてお伝えしております。

各ご家庭の設置状況により、原因や対処法は異なりますので、ご理解をお願いいたします。

 

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